2-1.Active Directoryドメインサービスのインストール方法(Windows Server 2012 R2評価版)

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前回インストールしたWindows Server 2012 R2にActive Directoryを追加して、とりあえずドメインユーザーでログインできるようにしてみます。



■今回のミッション
・Active Directoryをとりあえずインストール
 (単体サーバーのみで、2台で冗長化など複雑?な構成は組まない)
・クライアントPCから、とりあえずドメイン参加できること

Step1.Active Directoryのインストール

(1)タスクバーの「サーバーマネージャー」をクリックします。
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(2)サーバーマネージャー画面が開くので、「管理」を選択し「役割と機能の追加」クリックします。
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(3)「次へ」をクリックします。
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(4)ActiveDirectoryをインストールするサーバー(今回の場合は自サーバー)を選択し、「次へ」をクリックします。
※Windows Server 2012からは、サーバーマネージャーの機能を利用して複数のサーバーを楽に一括管理できるようになっています。
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(5)サーバーの役割選択画面が表示されるので、「Active Directory ドメインサービス」にチェックをいれます。
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(6)Active Directory ドメインサービスを利用するには画面に表示されている機能も必須となるので、「機能の追加」をクリックします。
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(7)Active Directory ドメインサービスにチェックが入るので、「次へ」をクリックします。
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(8)サーバの機能選択画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
※先ほど追加した機能にも自動的にチェックが入っています。
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(9)「次へ」をクリックします。
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(10)インストール前の確認画面が表示されるので、他に追加する役割や機能がなければ、「インストール」をクリックします。
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(11)しばらくするとインストールが完了するので、問題なければ「閉じる」をクリックします。
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Step2.ドメインコントローラに昇格する


インストールしただけの状態では、まだワークグループのままなので、ドメインコントローラに昇格する必要があります。

(1)サーバーマネージャーの画面で、「AD DS」をクリックします。
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(2)「その他」を選択すると、「ドメインコントローラーに昇格する」のリンクがあるので、リンクをクリックします。
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(3)今回は新規作成なので、「新しいフォレストを追加する」を選択します。
ルートドメイン名欄に任意のドメイン名を入力し、「次へ」をクリックします。
※今回は例として「hogehoge.domain.local」で設定します。
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(4)今回は新規作成なので、フォレストとドメインの機能レベルは最新の「Windows Server 2012 R2」のままにします。
DNSサーバー項目は、詳細は後述しますがわざとチェックを外しています。
(通常はチェック入れたままにしておくことをオススメします。)
また、ディレクトリサービス復元モード(DSRM)と呼ばれるADデータをセーフモードで復旧させる際に使用するパスワードを設定します。
一通り問題なければ、「次へ」をクリックします。
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(5)NetBIOS名が表示されるので、そのまま「次へ」をクリックします。
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(6)データベースやログファイル場所を変更しないのであれば、そのまま「次へ」をクリックします。
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(7)前提条件のチェック結果が表示されるます。
問題なければ「合格」となりインストールできるようになるので、そのまま「インストール」をクリックします。
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(8)インストールが開始され、しばらくすると自動的に再起動されます。
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(9)再起動後はしばらく画面が黒い状態のままですが、気長に待つとログオン画面が表示されます。
今回Active Directoryドメインサービスをインストールしたサーバーは、新規の1台目サーバーのため、既存のローカルユーザーがそのままドメインユーザーとなります。
そのため、OSインストール時に設定したパスワードで、ドメインAdministrator管理者でログインします。
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サーバーログオン後「システムのプロパティ」を開くと、ワークグループからドメインに変更されたことが分かります。
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また、「変更」をクリックすると、画面のような警告画面が表示され、このサーバーがドメインコントローラになったことが分かります。
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さらに、「OK」をクリックすると、ドメインとワークグループの変更が直接できないことも分かります。
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Step2.99.クライアントPCからドメイン参加する(1回目)


このままでは、クライアントPCから「hogehoge.domain.local」を名前解決できないため、とりあえずhostsに登録します。
(とは言え、結果的には失敗します・・・)

(1)ドメイン参加したいクライアントPCの「C:¥Windows¥System32¥drivers¥etc¥hosts」をメモ帳などで開き、画面のようにサーバーのIPアドレスとドメインを保存します。

サーバーIPアドレス(今回の場合は192.168.51.51) ドメイン名(今回の場合はhogehoge.domain.local)

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(2)コマンドプロンプトを開き、(1)で保存したドメイン名で疎通が取れるか確認します。
もし、疎通が取れない場合は、サーバー側のファイアーウォールでブロックされている場合がありますので、確認してみてください。

ping ドメイン名(今回の場合はhogehoge.domain.local)

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(3)「コンピュータ名/ドメイン名の変更」(Windows7の場合)を開き、「ドメイン」を選択し、作成したドメイン名(今回の場合はhogehoge.domain.local)を入力し、「OK」をクリックします。
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通常であれば、ここでドメイン管理者アカウントとパスワードの入力を求める画面が表示されますが、画面のようにエラーメッセージが表示されます。
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エラー:”DNS名がありません。”
(エラーコード 0x0000232B RCODE_NAME_ERROR)
クエリは_ldap_tcp.dc._msdcs.hogehoge.doman.localのSRVレコードに対するものでした。

メッセージを見てみると、SRVレコードで名前解決できなかったことが分かります。
ざっくりとした話になりますが、そもそもDNSはドメイン名をIPアドレスに、IPアドレスをドメイン名に名前解決することは、あまり詳しくない方でもご存知かと思います。
さらに詳しく見てみると、ドメイン名とIPアドレスを名前解決する方法にもいくつか種類があり、「レコードタイプ」と呼ばれています
基本的に使用されるドメイン名とIPアドレスの名前解決は、「Aレコード」と呼ばれており、メールアドレスのドメインの名前解決は、特殊で「MXレコード」と呼ばれています。
同様に、ActiveDirectoryドメインサービスも特殊で、Aレコードではなく「SRVレコード」を使用しています。
先ほど設定したhostsファイルは、Aレコードのみ対応しており、SRVレコードには対応していません。
そのため、ActiveDirectoryドメインサービスで名前解決できるようにするためには、SRVレコードに対応したDNSを指定する必要があります。

Step3.DNSサービスをインストールする


Step2でDNSサーバーオプションにチェックした場合は、SRVレコードに対応したDNSが自動的に追加されます。(たぶん)
今回は、あえてチェックを外したため、別途DNSサーバーを追加します。

(1)「役割と機能の追加ウィザード」を開き、サーバーの役割選択画面で「DNSサーバー」を選択します。
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(2)DNSサーバーを利用するには画面に表示されている機能も必須となるので、「機能の追加」をクリックします。
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(3)インストール前の確認画面で、画面のDNSサーバー関連以外に他に追加する役割や機能がなければ、そのまま「インストール」をクリックします。
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(4)しばらくするとインストールが完了するので、問題なければ「閉じる」をクリックします。
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(5)サーバーマネージャー画面の「ツール」を選択し、「DNS」をクリックします。
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(6)DNSマネージャーが開くので、左ペインから「DNS」→「サーバー名」→「前方参照ゾーン」→「ドメイン名」→「_tcp」の順に展開すると、画面のようにドメイン名のSRVレコードが作成されているはずです。
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Step4.クライアントPCからドメイン参加する(リベンジ)

今度はSRVレコードに対応したDNSを指定して、ドメインに参加してみます。

(1)ドメイン参加したいクライアントPCでコマンドプロンプトを開き、ドメインサーバーのSRVレコード名前解決ができることを確認します。

nslookup
> server DNSサーバIPアドレス(今回の場合は、192.168.51.51)
> set q=srv
> _ldap_tcp.dc._msdcs.ドメイン名(今回の場合は、hogehoge.domain.local)

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(2)ネットワークアダプターのDNS設定画面で、Step3でインストールしたサーバーのIPアドレスを指定します。
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(3)「コンピュータ名/ドメイン名の変更」(Windows7の場合)を開き、「ドメイン」を選択し、作成したドメイン名(今回の場合はhogehoge.domain.local)を入力し、「OK」をクリックします。
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(4)ドメインの管理者アカウントとパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
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(5)成功すれば、下記のような画面が表示されます。
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ここで再起動を行えば、このクライアントPCもドメインに参加できます。
ドメインユーザの作成や権限の細かい管理については、別の機会で試したいと思います。

■Tipsリスト
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