「先物の原点は大坂にあり。」ということで、大阪取引所の見学ツアーに参加してみた。

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有給含めてちょうお盆休みがとれたので参加してみました。






現在大阪取引所では8/14(金)までの間、毎営業日13:00~14:00・18:00~19:00(一部例外あり)で「北浜博士が案内するOSEギャラリー見学ツアー」が開催されています。
申し込み不要で、開始時間5分前に1F集まれば誰でも参加可能です。
・引用:日本取引所グループ:北浜博士が案内するOSEギャラリー見学ツアー

大阪取引所は、地下鉄・京阪本線「北浜駅」と直結しており、1階まで上がると定番?の株価ボードがあります。
(いつもどおりブレブレです・・)
2015-08-10 14.08.36

株価ボードのある場所(アトリウム)はホールになっており、写真のようにJPXがアッピールされています。
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北浜博士の案内は、ここ1階から始まり、市場館として昭和10年(1935年)に建てられたことや、空襲に耐られるように頑丈に作られていることなどの説明がありました。
※厳密には耐震の問題等から、新ビルの建設に伴い一旦解体して再現しているらしいです。
上記写真ではブレ+逆光で分かりづらいですが、まさに昭和初期のモダンクラシック調で、窓もステンドグラスとなっており、歴史を感じさせる作りでした。

ちなみに、北浜博士はリーフレットのような初老の方を想像していたのですが、実際は恰幅の良いお兄さんでした。
きっとお孫さんなんでしょうねー(すっとぼけ)
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・引用:日本取引所グループ:JPX北浜フェスタ リーフレット

1階の説明の後は5階に移動し、大阪取引所の紹介や先物・オプションに関するビデオ上映やパネルの説明がありました。
パネル説明の中では、先物取引の原点と言われている江戸時代の米の帳合米取引も紹介されていました。
歴史の授業などでご存じの方も多いと思いますが、江戸時代の大坂は「天下の台所」と言われており、日本各地から米も集まっていました。
当時は農民から集めた年貢が各藩の財源となっていましたが、米そのものは通貨の役割を持っていなかったので換金する必要がありました。
当初は、現物株式取引のような「正米取引」がされていましたが、実際に米が収穫されるまで換金できない不便などから、次第に「帳合米取引」が浸透していったようです。
また、大坂での米相場の値段が全国での基準となっており、江戸時代後半には要所に旗振り役を置いて伝えていたらしいです。
ちなみに、大坂から京都まで約4分、岡山?広島?まで約40分、江戸まで約8時間と中々のスピードで伝わっていたようです(゚д゚)!

この他にも、コンピュータ取引化される前の立会場で使用されていたハンドサインをみんなで一緒に実践してみたり、オリジナルのクリアファイルと資料一式を頂いたりと、1時間でしたが結構充実した内容でした。
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クリアファイルの中には、おしゃれな?北浜博士の付箋メモ帳も入っていたので、さっそく仕事用に活用してみたいと思います。
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当日の参加者は約20名ほどで、親子連れの方もいらっしゃったので、夏休みの課題やどこかのついでに立ち寄るのにぴったりな見学ツアーだったと思いました。
残り日数は少ないですが、参加できる機会がある方は、なかなか無いチャンスだと思いますので、是非おすすめいたします。

【8697】日本取引所グループ株価1年チャート
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