2012年5月28日現在、【5955】ヤマシナは配当を出す単元株価格最下位の会社です。たぶん。
まず、ヤマシナとは、
1917年（大正6年）設立の京都市山科区に本社を置く、工業用ねじやファスナーメーカー。
十字穴付ねじの初の国産化に成功した実績を持つ。
資本金39億40万円、従業員134人。
・引用：公式ホームページ
と、金属製品を取り扱っている会社です。
次に、財務状況は以下のとおり。
・売上高：52億8375万5千円
・売上原価：43億1199万7千円
・売上総利益：9億7175万8千円
・販管費：8億1464万2千円
・営業利益：1億5711万5千円
・経常利益：1億6427万9千円
・純利益：2億1396万3千円・資産合計：115億7382万4千円
・負債合計：26億7109万7千円
・純資産合計：89億272万6千円・営業CF：3億円
・投資CF：-3億9200万円
・財務CF：-1億9100万円
※引用：平成24年3月期決算短信
→キャッシュ・フロー的には、かなりきついように見えます。
ただ、営業利益がプラスであること、従業員1人あたりの売上高も通常の人件費等考慮（安直ですが）しても、ボチボチな気がします。
で、肝心の配当ですが、
・発行済株式総数：143,611,765株
・1株あたりの株価：30円（平成24年3月27日権利付最終売買日終値）
・1株あたりの配当金：0.5円
となり、配当利率は約1.67％、総額約6957万円（自己株式除く）の支払いとなります。
総額で見ると意外と少ないように見えますが、これでも利益の3割は超えているので、かなり頑張っている方だと思います。
発行済株式総数が非常に多いので、今更株価を上げるのも難しいでしょうし、ネジも単価が安く急に需要が増えるものでもないため、ズルズルこのままな気がしますf(^^;
もっとも、【8473】SBIホールディングスの株式分割・単元株採用は一見正当な理由のようで実は乱暴な気がするのようなことを強行すれば、違うかもしれません（笑）
■【5955】ヤマシナ株価5年チャート
・引用：Yahoo!ファイナンス
※お断り：セラーテムテクノロジーとフィンテックグローバルは、ここ最近で大幅に株価が下落していることから、除外しました。