今更ながら、たまたま見つけたフランス2の震災関連ニュースで気になったことを備忘録として。
フランス2の震災関連ニュースは以下のとおり。
※ニュースより一部抜粋
それはおそらく、自然の力を崇拝する神道が教えるところの態度なのでしょう。
日本では、人間は自然の一部なのです。
西洋では、人間は自然の主人とされますが、日本では人間は自然に仕え、自然に一時身を置かせてもらっている存在なのです。
(中略)苦しみを積み重ねても何の役にも立たない、だったら涙を拭いて、死者を弔い再出発するしかない。ということです。
→「日本人は無神論者」とよく言われますが、実際は日常生活レベルまで神道の「八百万の神」という考えが根付いていると思います。
文明が発達した現代においても、日本人にとっては人間は自然の一部であり、自然の前では弱い存在であるとの考えのままです。
そのため、自然に対して悲観的になるのではなく再出発するしかないというのは、日本人にとってはごく当たり前の考えではありますが、海外から見ると逆に驚かれるようです。
今回の大震災からの復興は、海外では終戦から復興と重ねて注目されることがありますが、当時も今も考え方として実は違いがないのかなと、ふと考えさせられました。
今の日本に対して悲観的な見方をする人は多いですが、終戦からの復興や大震災からの復興を考えれば、考え方ひとつで日本の未来は変わるような気がしました。