【6756】日立国際電気の最近の株価がナゾな件

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1月29日に発表された「平成25年度3月期第3四半期決算短信」の内容と株価の動きが一致しないので調べてみた。






平成25年度3月期第3四半期決算短信」の内容はこちら↓

※第3四半期までの連結
・売上高:90,611百万円(前年同四半期比:-3.3%
・営業利益:1,388百万円(前年同四半期比:-22.1%
・経常利益:1,524百万円(前年同四半期比:-23.5%
・四半期純利益:-3,019百万円

→第3四半期までの純利益は、約30億円の赤字となりました。
ただし、最終予想(売上高:1,350億円、営業利益:50億円、経常利益:50億円、純利益:55億円)は据え置きとなっています。

このように順調に赤字が拡大したのであれば、翌日の株価は下がることが通常ですが、翌日1月30日の株価は、なんとストップ高になりました。

※29日終値:617円
・始値:678円
・安値:677円
・高値:717円
・終値:717円

→自社株買いなどのポジティブ情報が出なかったにも関わらず、寄り付き時点で値を上げ最終的にストップ高となりました。
また、特買い気配でその日の取引を終了しました。
完全に意味不明ですが、もしかしたら8月31日に発表された「固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」が関係あるのかも知れません。

5.特別利益の計上
当該固定資産の譲渡により発生する譲渡益9,000百万円につきましては、平成25年3月期において特別利益に計上する見込みです。

→要約すると「羽村工場をイオンに売却して90億円の特別利益が出る予定」のようです。
そのため、30億円の赤字も工場売却の黒字でカバーできるという風に市場では捉えたのかもしれませんf(^^;

さらに、翌1月31日には大和証券が投資判断(5段階・1が最上位)を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に引き上げ、目標株価(6カ月)は850円としました。
(引用:モーニングスター

たしかに工場売却による利益は大きいでしょうが、ストップ高になるほど株価を押し上げる材料かというと、やや疑問です。
また、大和証券による格上げが事前に漏れてた予想されてたとしても、それも疑問なところがあります。
イ◯サイダーとは言いすぎかもしれませんが、何か見えざる神の手があるのかも知れません(笑)

■【6756】日立国際電気株価1年チャート
【6756】日立国際電気株価1年チャート






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