新生銀行の「為替手数料ディスカウントタイム」でお得になるか検証してみる

新生銀行為替手数料ディスカウントタイムロゴ
新生銀行で不定期に実施される「為替手数料ディスカウントタイム」がお得かを検証してみた。






新生銀行の「為替手数料ディスカウントタイム」とは、特定日の対象時間帯に限り、対象通貨の為替手数料を引き下げる(無料の場合がほとんど)サービスです。
実際、ここ最近では以下のように実施されています。
※直近3回分を記載

■実施期間
・2012年5月10日(木)21:00~2012年5月11日(金)8:00まで
・2012年4月19日(木)21:00~2012年4月20日(金)8:00まで
・2012年4月11日(水)21:00~2012年4月12日(木)8:00まで

■対象通貨
・円→米ドル
・円→ユーロ
・円→豪ドル

■為替手数料
通常25銭〜50銭→0銭

新生銀行の為替手数料は、他行と比べて決して高い水準では無いため、外貨預金としてそこそこ使える銀行かと思います。
ただし、外貨預金は外貨建てMMFと税金や預金保護の点で比べた場合、どうしても不利にはなります。
そのため、今回は往復手数料や利率で比べて見ることにしました。

  1. 円→外貨への為替手数料を比べてみる。
  2. 外貨建てMMFの場合、米ドル/ユーロ/豪ドル建てであれば通常20銭〜50銭かかるのが相場のようです。
    さらに、楽天証券やマネックス証券では、新生銀行のように不定期で外貨建てMMFの為替手数料(円→外貨)の半額キャンペーンを実施しています。
    そうした場合を考慮しても、最低10銭〜25銭かかります。
    たかが10銭かも知れませんが、10万円を1ドル80円で預けた場合に為替手数料が125円も取られることになるので、決して侮れません。

  3. 「おためし外貨プラン」を活用してみる。
  4. 「おためし外貨プラン」とは、10万円以上の円普通預金からの預け入れで、新生銀行の通常の外貨定期よりも高い金利を得られる1ヶ月満期の定期預金です。
    直近の金利(年利・税引き前)は以下のようになります。

    ・米ドル:6.0%(1ヶ月の金利0.5%)
    ・ユーロ:4.0%(1ヶ月の金利0.33%)
    ・豪ドル:10.0%(1ヶ月の金利0.83%)

    満期受け取りは外貨のため、もし預入時よりも円安であれば、そのまま円に戻すのもOKです。
    もし、そのまま外貨で運用したいのであれば、次の「2週間満期外貨預金」を活用して見てもいいかも知れません。

  5. 「2週間満期外貨預金」を活用してみる。
  6. 外貨からそのまま預入ができる2週間満期の定期預金です。
    直近の金利(年利・税引き前)は以下のようになります。

    ・米ドル:0.2%
    ・ユーロ:0.3%
    ・豪ドル:2.5%

    米ドルとユーロは、各社の外貨MMFの直近金利で見た場合に、ほぼ同等か新生銀行の方が高いようです。
    逆に、豪ドルは外貨MMFの方が高いようです。

このようにしてみた場合、「為替手数料ディスカウントタイム」は使い方次第のような気がします。
少額で外貨を運用したい場合には、外貨MMFだけではなくこういったサービスを活用してみるのもいいかも知れません。






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