「個人向け国債」の種類や特徴がややこしや〜になってきたので、とりあえずまとめてみた

個人向け国債ロゴ
現在発行されている「個人向け国債」の種類や特徴をまとめてみました。






現在大きく分けて、以下の2種類が販売されています。
・引用:財務省

・個人向け復興国債
・個人向け復興応援国債

まず、「個人向け復興国債」と「個人向け復興応援国債」に共通する特徴は以下のとおり。

・金利の下限:0.05%
・利子の受け取り:半年毎に年2回
・購入単位:最低1万円から1万円単位
・販売金額:額面金額100円につき100円
・中途換金:発行後1年経過すれば、いつでも中途換金可能
 ※直近2回分の各利子(税引き前)×0.8が差し引かれます

次に、「個人向け復興国債」についてですが、こちらは従来の「個人向け国債」を平成23年12月募集分より「東日本大震災からの復興財源」を目的として発行されている国債となります。
そのため、種類や特徴は今までの「個人向け国債」と変わりはありません。

■変動金利型10年満期「変動10」(マウンテン変動10)

・金利タイプ:変動金利
・満期:10年
・金利水準:基準金利×0.66
 ※直近実績0.64%(税引き前)
・発行頻度:年4回(4月、7月、10月、1月)

■固定金利型5年満期「固定5」(ゴーイング固定5)

・金利タイプ:固定金利
・満期:5年
・金利水準:基準金利-0.05
 ※直近実績0.27%(税引き前)
・発行頻度:年4回(4月、7月、10月、1月)

■固定金利型3年満期「固定3」(マンスリー固定3)

・金利タイプ:固定金利
・満期:3年
・金利水準:基準金利-0.03
 ※直近実績0.10%(税引き前)
・発行頻度:年12回(毎月)

そして、「個人向け復興応援国債」についてですが、東日本大震災からの復興を応援する観点から、当初の3年間は金利の下限0.05%で利払いされる国債となります。
そのかわり、3年目に当たる利払日を基準日として、基準日の保有残高に応じて、新たに発行する「東日本大震災復興事業記念貨幣」を、残高1,000万円毎に一万円金貨1枚、100万円毎に千円銀貨1枚贈呈されます。

■変動金利型10年満期「変動10」(マウンテン変動10)

・金利タイプ:固定金利→変動金利
・満期:10年
・金利水準:当初3年間0.05%、4年目以降は基準金利×0.66
・発行頻度:年4回(4月、7月、10月、1月)

→注意点として、保有残高の計算は取扱金融機関(口座別)毎に回号(募集月)別に行うこととなり、100万円未満では記念貨幣を贈呈されません。

「復興国債」か「復興応援国債」かで、特徴が全く異なりますので、特にオンラインで購入する場合は注意が必要です。






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