TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)のメリット・デメリット

新聞やテレビでは農業を中心に報道されていますが、それ以外の部分も含めて備忘録として。






まず、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とは、

加盟国の間で工業品、農業品を含む全品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどにおけるすべての非関税障壁を撤廃し自由化する協定

引用:Wikipedia

と、農業だけではなくサービスを含めた加盟国間で取引される内容の全般が対象となっています。

つぎに、現在の加盟国および加盟予定国は以下のようになっています。

引用:WikipediaTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の参加国および参加交渉国

 

■参加国(緑)

・シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド

■参加交渉国(オレンジ)

・アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム

 

で、肝心のメリットについてですが、

  • 完全な関税の撤廃により、本来の価格での輸出入ができるようになります。例えば、カルフォルニア米には現在778%がかけれており、10kgあたり約3,000円が実売価格となっていますが、それが342円とお買い得になります。
  • 内閣府によると、TPPに参加した場合GDPを2.7兆円押し上げる経済効果があると政府見解を発表しています。
  • 「TPPに参加することは、平成の開国だ!」と某菅前首相は声高々にいってました。

と、バラ色の未来のように語られています。

一方のデメリットについてですが、

  • 関税の撤廃により、現在国内で生産している製品より安価な製品が入ってきますので、国内産業が壊滅し失業者が溢れ景気が悪化します。当然、先ほど例に上げたコメの場合でも同様で、国内のコメ農家はなくなってしまうかもしれません。
  • TPP参加により2.7兆円の経済効果を見込めるとの試算がありますが、10年でこの額です。一方、農林水産省の試算では、国内農産物の生産額が4.1兆円減り、それを補填するために3兆円の予算増額が必要と見解を示しています。ちなみに、1年でこの額です。
  • 日本医師会によると、外資の民間保険医療が参入した場合に現在の「国民皆保険制度」が崩壊する可能性が高いとの指摘をしています。早い話がアメリカの民間保険医療のように、救急車1回5万円、盲腸の手術1回200万円かかるけど、それが嫌なら年間数百万円規模の保険料を払ってね☆(ゝω・)vと流れになるのでは?ということです。
  • TPPで一番恐ろしいことである「金融」と「投資」が自由化されるいうことは、力を持っている国がその国の経済を掌握することができることということです。もしかしたら未来の日本は、アメリカ合衆国日本州になってしまうかもしれません。

と、デメリットの方が明らかに大きい結果になっています。

正直に言いますと、個人的にはTPPに反対であるため偏っている意見ではあるかも知れませんが、今回メリットを調べてみて見つかったのが本当にこれぐらい(「平成の開国」云々はメリットがなさ過ぎてのやっつけですが)、これ以外にもデメリットがたくさんあるのが実情のようです。

(しかもデメリットの方が色々と具体的な数値が出ているしf^^;)

 

いろいろ総合すると、TPP反対と表明するのが筋な気がしますが、政府が推進の方向で動いている理由として本日報道されている内容して以下のようなものがありました。

文書は「APECで交渉参加を表明すべき理由」として、12年の米大統領選を挙げた。「米国はAPECで相当の成果を演出したいと考えている」と指摘。日本が交渉参加を表明すれば「米国は『日本の参加でTPPが本格的なFTA(自由貿易協定)となる』と表明可能」になり、大統領の成果になると分析した。

と、日本がTPPへの参加への意思表示をアピールすることで、アメリカに対してお膳立てができるとの下らない理由のようです・・・

神様、わがままを言うつもりはありませんが、早く衆議院を解散して政権交代させてくださいm(__)m

 

参考:

TPP:交渉参加、政府が文書に本音。11月表明、米が最も評価する時期

TPP経済効果、10年で2.7兆円。政府が見解

農業予算3兆円増=関税撤廃の影響試算-農水省

日本政府のTPP参加検討に対する問題提起-日本医師会の見解-(PDF)






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